平坦な町中では余り見かけませんが、丘陵地など、ほんの少し標高がある場所へ出掛ければ、あちこちで目にするニョイスミレです。今年も随分たくさんの個体を見かけました。でも、何か物足りなさを感じています。
高原の草地だったと記憶していますが、一帯がニョイスミレで覆われているような景色に、稀に出逢うことがあります。当然ですが、雨でも降れば、湿地っぽくなってしまうような環境ですから、余り奥まで足を踏み入れないのですが、なかなか見応えがあります。
ふと、「いったい、ここだけで、どれだけの花が咲いて、どれだけの黒い種が生産されるのだろう?!」、そんなことを考えたものでした。丘陵地にも高原にも出掛けているのですが、どうした訳か、そんな場所に遭遇しなくなりました。やはり、物足りない!